現状調査結果
まずは、調査結果のまとめ[ 間違っていませんように (-人-) ]
名称 | 記号 | 文字コード | キーボード入力 | フォント別 ディスプレイ表示 |
||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Unicode | UTF-8 | シフトJIS | 日本語 キーボード |
US International キーボード |
MS Gothic (多くの日本語フォント) |
Ariel | ||
円記号 | ¥ | U+00A5 | 0xC2A5 | 0x005C | 直接入力は 不可? |
右ALT + - (マイナス記号) |
¥ | ¥ |
バックスラッシュ | \ | U+005C | 0x005C | 文字コード上 存在しない |
¥ または \ | \ | ¥ | \ |
問題点
単純明快である。日本語キーボード上のバックスラッシュを入力しても円記号が表示される
あるいは、円記号を入力してもバックスラッシュが表示される。
アホすぎ
多くの日本人は円記号を入力していると思っているが実際にはバックスラッシュを入力しており、画面上のフォント表示で誤魔化されていることに気がついていない。それゆえに、「バックスラッシュが入力できない」と言い出す。入力できないのは円記号の方である。日本人が円記号と思って入力したデータを海外の人が見るとそれはバックスラッシュに見える。言葉が通じない。ガラパゴスにもほどがある。 井の中の蛙、アスペルガー。
技術的には、日本語キーボードJP106/JP109では円記号とバックスラッシュ記号の両方のキーが存在しており、キースキャンコードも異なる値が割り振られている。しかし、これら日本語キーボードをWindows OSの0411系日本語キーボードレイアウトとして通常使う限り、円記号のキーを打ってもバックスラッシュのキーを入力しても、Windowsアプリケーションの多くではバックスラッシュ(0x005C)のデータを入力する。(もちろん表示は円記号)
なお、Hyper-VのゲストLinuxはLinuxの設定を正しく行えば円記号とバックスラッシュを(Windows上の)Hyper-Vコンソールで区別して入力かつ表示可能である。
円記号の入力方法
WindowsではLinuxのようにキーマッピングを変更する手段はなさそうなので次にいくつかの方法を考えてみた。
1.Character Map (文字コード表) を使用する方法
Character Map を起動する
上部のフォント選択でArielを選択して右側の円記号(¥)を選択する。
すると、左下に選択された文字コード(U+00A5)が表示されるので、これを確認してから
Select ボタンをクリックする。
SelectボタンをクリックするとCopy ボタンが有効になるので、Copyボタンをクリックして円記号(¥)をコピー。
使用したいアプリケーションでPasteする。
2.IME Pad を使用する方法
使用したいアプリケーションを開いてから、言語バーからIME Padを起動する
左上部でUnicode (BMP) -> Basic Latinを選択
右上部でフォントをArielに設定
U+00A0行にある「¥」記号をクリックすると、アプリケーション側に円記号(U+00A5)がPasteされる。
3.日本語キーボードを US International keyboard として使用する方法
コントロールパネルの言語(Language)の選択で英語と日本語の両方を使用する設定を行い、
IMEで言語を普段使用している日本語(JP)から英語(EN)に切り替えて
日本語キーボードをUS International keyboard として使用する方法。
コントロールパネルの設定
言語の選択で英語を追加し、Input Method として US International keyboard layout を選択する。
入力手順
1.IMEの言語を英語(EN)に切り替える。
2.右ALTキーとマイナスキーを同時に押す。
3.IMEの言語をもとに戻す。
4.IMEに円記号( ¥ )を語彙登録して日本語IMEから入力する方法
すでに説明したCharacter Map(文字コード表) か IME Pad を利用して円記号(¥, U+00A5)を語彙登録して使用する方法。Microsoft IMEでは機種依存文字として既に半角円記号が登録されていた。
Google IMEにはなかったので登録して使用している。
変換候補の表示ではGoogle IMEの方がわかりやすい。
参考サイト
US International Keyboard での円記号の入力方法
http://symbolcodes.tlt.psu.edu/accents/codeint.html
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